なんでカミセンの曲も病み付きになっちゃうのか考えてみた
少し前にはなりますが、6/8にV6の新曲『Beautiful World』が発売になりました。
V6の歌声はくせになる、と以前書きましたが、トニセン・カミセンの声もそれぞれ魅力があり素敵な曲がたくさんあります。
今回の通常版にはトニカミの新曲が入ってるので、それぞれについても病み付きになる理由と、新曲のレビューをしてみます。
なんでカミセン(Coming Century)の曲も病み付きになっちゃうのか
ハマる”剛健コンビ”のキャラメルボイス
ファンの間ではもうこのワードは必須ですが(?)、剛健コンビの甘く高いとても特徴的な声質は最初に聞くと違和感があると思います。
実際、デビュー当初は突出していたこともあって、かなり調整されてます。
ただ年齢を重ねていくにつれ多少低くなったことと、歌唱力が追いついてきたこと、コンポーザーやディレクターに恵まれたことも相まって、今は欠かせない声になりました。
キャラメルボイスと調整音の岡田さん
森田さん三宅さんはパンチのある声ですよね。
聞いたらすぐにわかる声で、だからこそ最初は調整されてしまっていたんですが、カミセンを構成する上で最も重要なのは『縁の下の力持ち』的な岡田さんです。
特徴的な二人の歌声をまろやかに、でもしっかりと際立たせるのはベースがあるから。
実際言う程低くは無いのですが、上二人に比べると合わせやすい声質と音域を持ってる岡田さんがいるからこそ、クセになるカミセンサウンドが生まれます。
森田剛の表現力、三宅健のパンチ力、岡田准一の調整力が三位一体で存在すること
以前も『歌はうまいだけじゃだめ』という主旨のことを書きました。
世の中にはたくさんの歌がうまく歌える人たちの中で、どうして『心惹かれる歌』に出会うのか。それはなにかしら+αの部分があるからだと思います。
カミセンはトニセンに比べてしまうと、歌唱力の時点では劣るかもしれません。
でも天性の表現力を持った森田さん、パンチのある声を持っている三宅さん、そしてベースをしっかりと支える岡田さんの『カミセンの声』は、唯一無二の個性をもっています。
この組み合わせがくせになるんです。
新曲『テレパシー』で感じるおじさんアイドルの魅力
その類を見ない、独特の声を持ってるカミセンの新曲『テレパシー』ですが、好きだけど別れなきゃならない、そんなとき「さよなら」じゃなく「ばいばい」と言う、少し儚げな曲です。
人の少ない電車の中から、夕焼けに染まる町並みが目に飛び込んでくるような、そんな哀愁の漂うこの曲からは、彼らが今の年齢になったからこその表現力が見えてきます。
『夏のかけら』でストレートな、ドキドキする恋心を歌ってた彼らが、『12ヶ月』で喪失感を表現し、この『テレパシー』で二人の先を思った上で「ばいばい」と切ない気持ちを唱います。
これをなんと表現したらいいのかわからないんですが、この切なさを嵌め込んでくるおじさんアイドルに私のツボは押されっぱなしです。
ただの別れじゃなくて、これからを感じる「ばいばい」という言葉は、きっと年を取ったからこそ、その雰囲気を表現できると思います。
若さだけではこの曲は乗り越えられません。
例えばこの曲を10代20代の若いアイドルが歌っても説得力がないんです。年を取ったからこそ取捨選択をしなくちゃいけない、そのことを経験として知ってる人達だからこそ歌えるんです。
そこです。そこがこのおじさんアイドルの魅力でもあり、ハマるところなんですよね…。
(余談)剛健という最強シンメが歌いたいと言って決まった新曲
テレビ誌(かなにか)のインタビューで、どうやら曲を聞いたことがあるのは森田さん三宅さんの両氏のみのようでした。
V6の面白いところは、トニセンカミセンがそれぞれ『シンメ+1』で構成されているところです。関係性が伺えるエピソードもファンとしてはとても面白く感じました。そこも魅力の一つですよね!!
ジャニーズは各々特徴を持ったグループがたくさんいるのですが、私が魅力を感じるのは、やっぱり一山超えた感というか、経験を詰んできたからこその彼ら(V6)なんですよね。『おじさんアイドル』という言葉に抵抗を感じる人もいるかと思うのですが、彼らの魅力は年を重ねていっていることも含まれるのであえて使います。
若くないからこその魅力を感じてもらえたら嬉しいです。
で、結果何が言いたいかってカミセンもめっちゃ良いので聞いてね♡
ってことです!
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